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村田 泰一 (在職期間S50〜S56)
『西高の思い出』
石島 将也 (在職期間S50〜H4)
退職教員の機関誌で「釣り」の投稿記事を見つけた。その中に中国の諺で「一時間幸せになりたかったら酒を飲め、三日間幸せになりたかったら結婚しろ、八日間幸せになりたかったら豚をつぶして食べろ、永遠に幸せになりたかったら釣りをしなさい」。釣りの面白さは進歩し続けることにある。釣行ごとにデータをとり反省工夫を重ね挑戦を繰返す。波間に浮かぶウキを見つめていると色々な事を考える・・・自分はクラス担任として適任だったのか?クラス集団は生まれも育ちも違う異質な人間達のふれあいである。生徒同士相手の癖にこだわり改善を要求すると人の心を傷つけ和が壊れる。等格であるべき人間の価値観を尊重したクラス運営ができたのか。卒業後は肌が合わない人間がいても無視する(プライバシーの尊重)生活ができているか・・・。 母校がなくなると少し淋しい。しかし魚類は絶滅に近づき、さらに温暖化で校舎が海中に没する日は遠くない。
吉村 雅夫 (在職期間S57〜H3)
『若き良き楽しき日々』
定年まであと三年となり、回りからは老先生と見られているであろう私も、船橋西高校に着任した時は三十一歳の青年教師でした。 部活動では、佐々木先生、加藤先生、本田先生たちと順次一緒にサッカー部の顧問をしました。生徒と一緒にボールを蹴ったこと、毎週のように練習試合をしたこと、市民大会で優勝したり、県の新人大会でベスト16に入ったことなどが懐かしく思い出されます。 当事の教頭であった故伊東正雄先生との出会いによって、英語教師として一番勉強した時期でした。この時期に勉強した教科指導法は現在の指導法の基盤にもなっています。また、英語科が中心になって、留学生を迎え入れ始めたり、ALTのベース校になったりで刺激ある毎日でした。生徒たちは良く勉強をし、文化祭もクラス演劇をやるほど活動的で、私も劇に出演しました。生徒と共に過ごした楽しい十年間でした。
小西 薫 (在職期間H6〜H15)
私は1994年度から2003年度までの十年間勤務しました。この間、生徒会、バドミントン部・剣道部・福祉研究同好会の各顧問、西高最後の年度に男子クラスを受け持った担任等、とても充実し思い出十年間でした。 その中で福祉研究同好会顧問は特に印象に残っています。主な活動は、募金活動・書き損じのハガキの回収・障害のある方に優しい街づくりの研究」をテーマとした調査活動及び文化祭での発表・そして中心となった活動が、千葉県立船橋特別支援学校の生徒との交流でした。 特別支援学校の運動会、文化祭、バザー等に参加することから始め、校外学習への参加や西高吹奏楽部・合唱部・LMD同好会合同によるクリスマスコンサートを開催したりと交流の輪を少しずつ広げていきました。 初めは遠慮がちだった両校の生徒たちも次第に打ち解け、楽しそうに交流している姿が印象的でした。こうした交流を通じて両校の生徒は確実に成長していると実感しました。 最後に、こうした意義のある交流は両校の先生方のご理解とご協力がなければ実現できませんでした。感謝申し上げます。